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■新潟銘醸について

新潟銘醸

新潟銘醸株式会社

 
創業 1938年
所在地 新潟県小千谷市東栄1丁目8番39号
電話番号 0258-83-2025
FAX 0258-83-2269
ホームページ http://www.niigata-meijo.com/

■ 新潟銘醸について

 

 長野県で千曲川と呼ばれる川は、新潟県に入ると信濃川と名前を変えます。その川は岩を削りながら細く急峻に流れたり、広大な河岸段丘を形成したりしながら 山間の地形の中に流れを刻んできました。そして平野部を目前にして山本山を避けるように大きく蛇行しながら谷川岳から流れて来た魚野川と合流し、 更にS字状に蛇行していてそれはまるでF1レースのヘアピンコーナーのように曲がりくねっています。こうして山間を抜けた川はその後、平坦な新潟平野を悠然と流れて 日本海に達するのです。この新潟市まで続く広大な新潟平野の南端に小千谷(おぢや)市は位置しています。
 小千谷市は長岡市を中心とした中越地方に属していますが、圏域的には魚沼地方に属し、従って小千谷市で作られているコシヒカリは魚沼産として取引されています。 美味しい米、そして豊富な水と来れば美味しいお酒があるとお思いかもしれませんが、良いお酒ができる条件はそれ程単純なものではありません。 しかしここ小千谷市に米と水に加え、気候や風土や自然環境、それに「人」と好条件に恵まれたことで、銘酒を醸す酒蔵があります。

新潟銘醸 蔵外観
 

新潟銘醸 蔵外観

貯蔵タンク
 

 新潟銘醸は、創業が1938年(昭和13年)と言いますから酒蔵としては比較的新しい方かもしれません。しかしここで造られる酒は、地元を中心に魚沼地域で根強い支持を受け、 最盛期には1万2千石程の生産量があったと言いますが、現在はおよそその半分程度となっています。一方でその中での県外への出荷が6割以上になっているとのことです。 これは地元も含め日本酒離れが進み、全国的に生産量が大きく減少している中で、良質なお酒は首都圏を中心に人気があり需要もあるということなのではないでしょうか。 この蔵が県外に出荷する銘柄は「越の寒中梅」が主流ですのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 この酒蔵の特徴は、麹づくりを基本とした機械や設備に頼らない丁寧な酒造りを目指していることでしょう。それは、自然や微生物を相手にする酒造りにおいて自然の変化や 生物の営みに抗うことなく、毎年異なるその状況をつぶさに観察しそれを的確に判断することから始まります。その中で常に蔵で働く一人ひとりが肝に銘じていること、 それは材料を超える物はできないと言うことと、基本を積み重ねることの大切さです。どんなに酒造りに長けた杜氏でも、いくら丁寧に造ろうとしても、どう技術でカバーしようとしても 材料が悪ければ良い酒を造ることができない。だから材料を吟味し、その良さを十二分に生かしてやらなければならないと言うことです。そしてもうひとつは手間や苦労を厭うことなく、 常に基本通り忠実にひとつひとつを大切に作業しなければならないことです。それは酒造りの途中の段階で失敗するとやり直しが利かないし、 小手先でごまかすこともできないからなのです。

 「酒造りは相似形」とこの蔵の製造のトップは言います。つまり材料の米、精米、浸漬、蒸米、製麹、酒母・・・と続く作業のうちのどこかでミスをすると、それは修正が利かずに そのまま出来上がった酒に必ず出てくるということです。だからこの蔵では基本の作業を丁寧に積み重ねることをとても厳しく徹底させているのです。

山下進 常務取締役
 

山下進 常務取締役

麹室
 

  今ほど話に出た、この酒蔵の製造のトップとは常務取締役の山下進氏のことです。この方は元々、自動車関連のゴムを製造する会社の技術屋さんだったのだそうですが、 請われてこの新潟銘醸に入社されたとのこと。品質管理が理論や計算でキッチリと行うことが可能な製造工場から、自然や生物の働きが主役の酒造工場に移って来られた時には、 生産管理の手法のあまりの違いにさぞ戸惑われたのではないでしょうか。

 しかし山下氏は、機械や設備に頼って品質管理や生産管理の質や精度を高めることはせず、杜氏や蔵人の持つ昔からの感覚や経験を信頼し、特に重要な作業工程においては むしろ手間の掛かる人の手を使った作業を大切にし、そしてそのひとつひとつの作業の基本の徹底を図ることに努力されたのです。
  更にヒューマンエラーを無くするために、コスト的にも効率的にも無駄となることでも、その余分な安全策を敢えて工程の中に組み込んだりして品質の確保に努めているのです。

蔵内の様子1
 

蔵内の様子2
 

 山下氏は現在、新潟県酒造組合が設立した「新潟清酒学校」の校長をされています。この学校は、酒造技術の中堅技術者を養成するために作られた学校で、 新潟県醸造試験所の研究員や県内の酒造会社で第一線に立っている酒造技術者が講師となって指導、育成しているところです。このことは山下氏が、 新潟県の酒造業界の中でもその醸造技術や知識が極めて高く評価されているからに他なりません。

 この山下氏が常に眼を光らせているこの蔵で造られるお酒は、当然のこと妥協を許さない高いレベルのお酒が揃っていることは言うまでもありません。 普通酒でも表示こそされていませんが、精米歩合は最低でも60%でしかも本醸造規格で造られていますから、この蔵の酒は全量が特定名称酒と言うことであり、 しかもとてもコストパフォーマンスの高い商品ばかりなのです。

蔵内の様子3
 

蔵の正面
 

 このように、良い酒を安定的に造るための努力や工夫が、眼に見えないところにまできめ細かくキチンとなされている酒蔵は他にはなかなか見当たりません。 このような蔵で醸される銘酒を是非皆さんに一度口に含んでみていただきたいのです。

 

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