新潟屋のこだわりご利用案内カートを見るマイページお問い合わせサイトマップトップへ
アートコレクション
アートコレクション
写真で描く新潟の風土
生産者紹介
生産者紹介
新潟屋が取り扱う商品の
全生産者を掲載しています
おすすめのリンク集

ほめ達 新潟支部
HOME»  生産者紹介 日本酒 一覧»  ■越の華酒造について

■越の華酒造について

越の華酒造

越の華酒造株式会社


創業 1870年年
所在地 新潟県新潟市中央区沼垂西3-8-6
電話番号 025-241-2277
FAX 025-241-2278
ホームページ http://www.koshinohana.com/

■ 越の華酒造について


 今回ご紹介する越の華酒造は新潟市の中心地に程近い沼垂(ぬったり)にある酒蔵です。この沼垂地区は古くから発酵食品の街として発展していました。現在でも日本酒・味噌・醤油などの醸造所がいくつも点在しており、当時のにぎわいを彷彿とさせます。
 越の華酒造の創業は明治3年。以来、130年以上この地で酒造りを続けています。蔵の敷地には明治創業からの建築が今も残り、蔵の歴史と伝統を感じさせてくれます。

 越の華酒造を最初に訪れると、まず目を引くものがありました。蔵のそこかしこに書き込まれている酒造りや来訪者に対する言葉です。これらはすべて、先代の言葉だそうです。どれもユーモラスでやわらかい印象の言葉なのですが、その中には酒に対する真剣な思いが詰まっています。古い歴史のある酒蔵ではありますが、ただ重々しいだけではなく、どこか懐かしさとあたたかさを、この言葉たちが与えてくれます。

越の華酒造

越の華酒造

「ようこそ」と書かれた入り口

「ようこそ」と書かれた入り口

 蔵の入り口には「ようこそ、ようこそ」と来訪者に語りかける言葉があり、蔵内にもいたるところに酒造りに関係する言葉が書き込まれていました。これらの言葉は越の華酒造の酒造りに反映されています。
 特に社是にも掲げられている「滴滴在心 酒にこころあり」という言葉は、「越の華酒造で造る酒の一滴一滴に心が入っていますよ」という越の華酒造の酒造り表しています。

 「お酒を飲むときは、美味しく楽しく。美味しいお酒を飲むためには、楽しい笑顔が必要。だから、その人に合った適量の飲酒をおすすめしています」
 心を込めて造った蔵のお酒を是非楽しく美味しく飲んで欲しい、と語るのは社長の小野寺さんです。
 「製造業なので販売もしますが、こちらからお客さんにアプローチするときも、笑顔でコミュニケーションしたい」こうして「適量適酒」やお酒の楽しさと美味しさの話をする間も小野寺社長は、終始にこやかで楽しそうでした。

「滴滴在心」

「滴滴在心」

小野寺聡 社長

小野寺聡 社長

 越の華酒造では、酒の造りにも並々ならぬこだわりをもっています。
 「酒の八割は水である」という視点から、酒造りの水を重要視しています。かつては敷地内に井戸があり、酒造りに適した非常に良質の水を汲み上げていました。ところが、新潟地震の後は地層や水脈が変わったためか、以前のように水が出なくなってしまいました。そこで、酒造りに適した水を探し求めました。そして、阿賀町(旧三川村)にある「桂清水」にたどり着いたそうです。この「桂清水」は阿賀野川の上流にあたる良質な伏流水で、岩盤から流れ出る水をタンクで汲みに行き、酒造りに使用しています。

 また、酒造米にもこだわっています。新潟県の五百万石をはじめ兵庫県の農家に委託栽培している山田錦や青森県産の華吹雪、とても貴重な山形県産の亀の尾など造る酒のタイプに合わせて一番その特徴をいかせるものを選りすぐっています。

酒造米

酒造米

昔ながらの和釜

昔ながらの和釜

 さらに、酒のタイプに合わせて使う酵母にもこだわっています。最近では泡なしの酵母を使うところも多いそうですが、こちらでは泡あり酵母を使っています。管理の難しい泡あり酵母を敢えて使うのは、その方が糖化や発酵の様子を目視できるからだそうです。酒造りの過程において、実際の目で見極め、最高の状態を管理しているのです。
 そのこだわりは独自で開発した特殊酵母からもうかがい知ることができます。この自社で開発したこの特殊酵母は低温でうまく働くことができ、高い香りを引き立たせることができるそうです。

 このこだわりの酒造りを指揮するのは、杜氏の池田秀世さんです。池田さんはずっとこの蔵で酒造りを続けてきたそうです。手作業での酒造りを基本としているこの酒蔵では、蒸米を担いで上の階まで運んだりと、人の手作業での力仕事も多くあるそうですが、人数は少ないながら蔵人には若い方が多く、その元気とチームワークで力作業も難なくこなしています。

池田秀世 杜氏

池田秀世 杜氏

ふかしの作業

 このように原料や造りにこだわる越の華酒造では、新潟の酒の特徴である辛口淡麗の酒から、それとは対称的な芳醇旨口の酒まで、多岐にわたる種類のお酒を生産しています。一つの蔵で、このように様々なタイプのお酒を造り、日本酒の愉しみを広げています。

 中でも『カワセミの旅』という特徴的なお酒があります。なんといってもこのお酒の特筆すべきは、世界的に有名なフランスのショコラティエ(チョコレート職人)、ジャン=ポール・エヴァン氏から、自身の作るチョコレートに合う日本酒として認められ、彼のサロンでチョコレートとマリアージュされているのです。
 「日本酒はちょっと」という方でもカワセミの旅には興味を持たれるそうで、首都圏の百貨店などで紹介すると、特に女性のお客さんからの反応がとても良いそうです。

 また、チョコレートだけでなく海外の有名レストランやホテルでも一流シェフに認められオンメニューとして紹介されています。日本酒でこのような形で取り上げられることは前代未聞とも言えるのではないでしょうか。

カワセミの旅

カワセミの旅

造りの風景

 越の華酒造は、創業も古く歴史があるにもかかわらず、ただ古いだけに留まらない斬新さをもった酒蔵です。伝統のもつ良さはそのままに、海外や多方面へ商品の紹介をしたりと新しさと変化を上手に受け入れ、お酒の美味しさ・楽しさを私たちに発信しているのです。
 この酒蔵が造り出す商品は、人々をひきつける話題性と確かな品質とが表裏一体を成す逸品です。
(資料提供:越の華酒造)