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越後伝衛門

株式会社越後伝衛門

   
創業      平成8年
所在地     新潟県新潟市北区内島見101-1
電話番号    025-388-5020
FAX     025-388-5120
ホームページ  http://denemon.com/

■越後伝衛門 について

 

  新潟市は平成の大合併により政令指定都市となり、区制が敷かれ8つの区が誕生しました。そのうちのひとつ北区は、阿賀野川の最下流部の東側に位置し矩形に近い形状のその西側が阿賀野川、北側が日本海と2辺が全線に亘り水際となっています。また北東の隅角部には日本海側から掘り込まれた大きな港湾があり、一方内陸部の南東の隅角部には福島潟と呼ばれる面積200ha程の潟がありそこには450種類以上の水生、湿性植物が生い茂り、オオヒシクイを始めとする220種類以上の渡り鳥が飛来することでも知られています。海岸線と平行に形成された砂丘地帯が最大で標高20m余盛り上がっている他は全体に起伏が少なく平坦な地形で、水辺に多く接していることもあり緑が多く、野鳥が空を舞い、自然が豊かな地域となっています。
  特に南部には農耕地が広がっていて米や野菜や果物の栽培が盛んに行われていますが、阿賀野川河口部や海岸部には漁港もありカレイやアキアミやヒラメやミズダコなど地元の食卓を賑わす魚介類が水揚げされています。一方大型港湾付近は工業地帯となっており石油備蓄基地や多くの業種の工場が立ち並んでいる他、区内の幹線道路沿いには幾つかの工業団地があり、一次産業と二次産業が共に大規模に展開している、新潟市の8つの区の中では特徴的な地域となっています。

 

越後伝衛門 外観
 

越後伝衛門 外観

越後伝衛門 
 

  今回ご紹介する「株式会社越後伝衛門」は平成8年に新潟市北区の真ん中あたり、県道沿いの集落の中に設立された酒造会社です。他の業種に比べると100年以上の歴史を持つ会社が数多くある酒造業の中では出来たばかりの酒蔵のように感じますが、若い杜氏を中心に新しい魅力ある酒造りに積極的に取り組んでいます。新しく設立したとは言っても建物や生産設備を新たに造ったわけではなく、他の業者が製造していた設備を引き継ぐ形で設立したものです。従って蒸米は和釜と甑(こしき)を使い、麹室も仕込みタンクも昔ながらの酒造りをやれる設備がしっかり整っています。

 

越後伝衛門 昔ながらのこしき
 

昔ながらのこしき

越後伝衛門 麹室
 

麹室

 

  古くからの酒蔵は、特に地方の酒蔵では地元の方々に愛飲されている定番酒(普通酒)があり、その香味を変えないように細心の注意を払いながら酒造りを行っています。米の出来具合や仕込み時期の気候などが毎年変化する中、変わらぬ酒の味を保つことが求められ、それに応えることで蔵の看板や伝統を築き上げてきたのでしょう。
  一方ここのように新しい酒蔵ではそのようなお客様からの期待や縛りがそれほど無く、枠に嵌った酒造りではなくより良い新しい酒造りに取り組んで行けるやり易さ、気楽さはあるのではないでしょうか。例えば仕込みに使う米も従来の酒米にとらわれることなく食用米を積極的に使ったり、いろいろなつくりを試したり既成概念にとらわれない酒造りにチャレンジをして行ける、そんなところにこの酒蔵の面白さがあると思うのです。
  そしてこの酒蔵の商品を見ると特定名称酒に力を入れていることが分かります。特定名称酒とは使用原料、精米歩合、麹米使用割合などの条件が規定された本醸造酒、純米酒以上の清酒です。とりわけ特定名称酒の中でも酒の個性を色濃く表現でき、しかも造りの良し悪しがハッキリ出やすい吟醸造りや大吟醸造りに敢えて力を入れているように見えます。山田錦や五百万石を使った大吟醸造りの他、他の酒蔵ではあまり見ることができないコシヒカリやコシイブキなどの食用米を麹米、掛米に使った純米吟醸酒なども造っています。

 

越後伝衛門 
 

越後伝衛門 尾崎杜氏
 

尾崎杜氏

  この酒蔵の酒造りに取り組む姿勢が良く分かるものがあります。それは「越後伝衛門」のホームページです。トップメニューの中の「STORY」を開いてみてください。酒造りの工程や作業内容など幾つかの項目に分かれていてそれぞれに説明がされているのですが、これを見るだけでこの蔵の真面目さを窺い知ることができます。その説明文はこの蔵の手づくりと思われますが、一般の方々にも解りやすくとても丁寧に書かれているのです。先達によって磨き上げられてきた日本酒造りの素晴らしさを解かって貰いたい、自分たちが一生懸命造っている酒のことを少しでも分かって欲しい、そんな気持ちや思いが強く感じられるホームページです。

 

越後伝衛門 
 

越後伝衛門 
 

  この蔵の清酒の生産量は年間約500石と言いますから、ひょっとしたら新潟県内で最も小さな酒蔵かもしれません。歴史も浅く仕込み規模も小さい酒蔵だからこそ造れる酒があるはず、そんな可能性を信じ先頭に立って挑むこの酒蔵の製造部長であり杜氏でもある尾﨑雅博氏はまだ30歳代です。東京生まれの尾﨑氏が酒造りの仕事をしたくてこの会社に直談判をし、10年以上勤めることを条件に入社が許されたそうです。その酒造りへの熱い思いと弛まぬ努力が次第に地中に根を大きく張り、実を結ぼうとしています。
  その結果がひとつ平成28年に出ました。全国燗酒コンテスト、これは酒文化研究所が毎年実施しているもので酒造技術者や研究者、バイヤー、飲食業などの専門家30名の審査員によって選出されます。その中の価格制限のないプレミアム燗酒部門で「純米吟醸酒伝衛門」が最高金賞を受賞したのです。コシイブキを使ったこの価格の純米吟醸酒がプレミアム部門で最高賞を受賞したことこそが、この酒蔵だからこそ打てた逆転満塁ホームランなのではないでしょうか。

(資料提供:越後伝衛門)

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