無農薬米・低農薬米(従来品種コシヒカリ)生育状況
こだわりのお米の生育情報をお伝えするのは、高橋正さんのコヒシカリです。
高橋さんは、新潟市(旧豊栄市)で、20年以上前から農薬や化学肥料に頼らない米の栽培をしています。通常の栽培方法の何倍もの時間と手間を掛けて安心安全な米づくりを、ずっとこの地で続けているのです。
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農薬による種もみの殺菌は行わず、苗自身が持つ力をいかした育苗方法で丈夫な苗を育て、細やかな水の管理で健康な稲を作ります。
農薬を一切使わず、米ヌカを使った除草法と除草機・手作業での草取りによる無農薬での栽培により出来上がるお米は、お客様に安心しておいしく食べていただるように、と心を込めて作られています。
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品種改良を繰り返し栽培しやすいようにと改良されてきたお米とは違う、旨みやこくの感じられる米のあじわいがあるお米を食べてもらいたいという思いから現在、市場の主流となっている品種ではく、従来から人々に食べられてきた従来品種コシヒカリを栽培しています。
光り輝く炊き立てご飯 |
10月 精米と袋詰め 取材時:2008/10/31

10月31日 無事に収穫を終えて、検査も通ったお米。今回は精米と袋詰めの様子をご紹介します。
まずは、収穫が終わったら米を乾燥機で乾燥させます。ここにも高橋さんには、こだわりがあります。急激に乾燥させてしまうと、食味が落ち胴割れがしやすいのだそうで、高橋さんのところでは、低温でゆっくり乾燥させています。高温ではやく乾燥させるより時間も手間もかかって大変ですが、こうすることで美味しいお米になるそうです。
高橋さんのお米の特徴の一つは、米粒が大きいことです。お米を選別する際に、一般のものより大きな網目で選りすぐり、大きな粒(LLサイズ)だけを厳選して皆様のところにお届けしています。こうして、じっくり乾燥させた大粒のお米を、機械にかけます。精米、石抜き、お米の色彩選別、袋詰め、という一連の作業が、高橋さんの倉庫では、注文状況に合わせて、月に何度も行われています。
最後にお父さんの手でパッケージングされた袋に詰まったお米を、お母さんと二人でダンボール箱にセットして、発送手配が完了です。「高橋さんのお米を購入するようになって、お子さんがごはんをすごく食べるようになった」という、お客さんからの嬉しい声があったと、高橋さんのお母さんはとても嬉しそうにお話してくださいました。
新米の初出荷も済み、ひと段落・・・と言いたいところですが、高橋さんは来年の田んぼ作りを始めています。次回はその田んぼ作りについて、ご紹介させていただきます。
高橋さんの心を込めて作った新米は大好評販売中です。是非一度ご賞味ください。
9月 いよいよ収穫 取材時:2008/09/30

9月30日 黄金色になり、しっかりと熟した穂が地面に頭を垂れています。
いよいよ高橋さんの田んぼの稲刈りが始まりました。
今年は台風の被害はなかったのですが、すっきりとした晴天が続かず気温も上がらなかったことから、予定より少しだけ遅めの収穫となりました。田んぼの土がある程度まで乾かないと、機械を入れることができないそうなのですが、無農薬栽培の田んぼでは早い段階で水を切ることができないため、周囲の田んぼより遅い時期の刈入れとなったそうです。

一部で倒伏があったものの、幸い根から倒れていないので刈り取りには問題ないそうで、おおむね順調に稲刈りが進みました。高橋さんのお父さんが操縦するコンバインはどんどん稲穂を刈り取っていきます。
こうして収穫をしている最中でも、すでに来年の米づくりがお父さんの頭の中では始まっているのだそうです。今年の収穫が終わると、すぐに今年の反省をします。そして、来年のための対策を検討し始めます。生産者の方が集まる勉強会があり、意見を交換しながら、いろいろな対策を話し合うのだそうです。
「春からの農作業は楽ではなかったけど、無事にお米になってやっぱりうれしいです」とこうして収穫の時期を迎え、お母さんは笑顔です。
9月 収穫間近 取材時:2008/09/12

9月12日 一面黄色く色づいた田んぼの様子です。
他の田んぼではもうすでに、稲刈りに入っていた田んぼもありましたが、高橋さんのところの田んぼの稲刈りはしっかり熟してからなので、もう少し後になります。
今年は天候の良い日が続いているためか、ほとんど倒伏などの被害はでていないそうです。それに、高橋さんの稲は茎がしっかりしていて強くなっているため、もともと倒伏の心配はあまりないようですが、良いお天気であるに越したことはありません。
大事な収穫の期間はもうすぐです。無事に全ての収穫が終わるまで、忙しい日々が続きます。
8月 実り 取材時:2008/08/29

8月29日 穂が実ってきた8月終わりの田んぼの様子です。
まだまだ穂が青い色をしていますが、ずいぶんと重みを増したようで、地面の向かってに垂れ始めました。
除草剤を使わない無農薬の田んぼなので、高橋さんは草取りにも相当な時間をかけ、作業していられました。それでも、手作業による草取りでは取り除けなかった、「こなぎ」という雑草も残ってしまいました。この「こなぎ」には、毎年苦労されているそうですが、今年は他の農家さんのところでもこの雑草が多かったようです。
ここでも、無農薬で栽培することの大変さをうかがい知ることができます。
8月 出穂 取材時:2008.0812

8月12日 穂が出始めの田んぼの様子です。
穂が出てきて、花が咲き始めました。稲の花は、一日のうち早朝ほんの短い時間だけ咲くそうです。
高橋さんの稲は、株の数を少なくし、茎1本1本を丈夫に育てているため、背の高い稲ができ、また穂も大きめに出来上がります。
背が高く育ってしまった稲は一般的に倒伏しやすいそうなのですが、高橋さんの稲は、茎が丈夫で根もしっかりしているので、あまり倒伏の被害は出にくいそうです。
これからの時期、気温の上昇や台風など、自然条件によって穂の生育は大きく影響されます。高橋さんは毎日その状況をみながら、細かく対応していくそうです。
また、今年の収量がとれるかどうかは、稲自身と土の力が大きく関わってきます。
農薬を使わずに手塩にかけて育てた稲がしっかり育ちますように。
そう願いながら、今日も高橋さんは田んぼと向き合っています。
8月 落水と溝切り 取材時:2008/08/06

7月末に水を落として、溝切りをした田んぼの様子です。
田植えをしてからずっと水を張っていた田んぼから、水を落として土を固めます。こうすることで、稲の根がしっかりとはって、倒伏しにくい丈夫な稲に育つそうです。
また、少し固くなった田んぼに溝を掘る「溝切り」という作業も行います。この溝を掘ることによって、稲に必要な水を適度に田んぼに送ることができ、また排水もスムーズに行うことができます。
この溝がないと、排水がスムーズにできなくて、水がたまってしまいます。暑い時期に田んぼに水をはったままにしておくと、温水になってしまって根が傷んでしまうそうです。そのため夏場の水の量の調整には欠かすことができない重要な作業です。
こうして、田んぼの様子を毎日確認し、水量をこまめに調節しながら、稲の生育を見守っていきます。
7月 草取り作業 2008/07/16

7月16日 無農薬の田んぼの草取りの様子です。
条間(株と株との間)に生えた雑草は、ある程度まで除草機で埋め込み、抑えることができるのですが、ちょうど株の根の近くから生えてきた雑草は、1本ずつ手で取り除かなければなりません。
稲が元気であれば雑草はあまり生えてこないけれど、稲にイネミズゾウムシの被害が出てしまった一部の場所では、「こなぎ」や「ひえ」といった雑草が株の根の近くにも生えてしまっていました。根が張ってしまった雑草を引っこ抜くには力が必要で、肩が痛くなってしまうほどだそうです。引き抜いた雑草は、土の中に埋めて、これも肥料とします。
お父さんとお母さんがお二人で、広い田んぼの草取りをします。この田んぼを手作業で草取りを行うと、片道2時間ほどかかるそうです。
田んぼの泥に埋まって、腰を折って草取り作業をするのは、見ているだけでも大変そう。ですが、おいしくて安心なお米を食べてもらえるように、お父さんとお母さんは夏の暑さに負けず、今日もがんばっています。
除草剤を使わない無農薬の田んぼは、こんなにも苦労して作られています。
6月 生育状況 2008/06/13

5月23日に田植えを終えた6月の田んぼの様子です。
このまま元気に茎も葉も育っていけば、秋にはおいしいお米ができるのですが、そうなるまでには一筋縄ではいきません。
まず、稲の生育に影響する雑草を抑制する必要があります。有機質の肥料である「こぬかペレット」を撒いて、水の表面に膜を作って雑草が生えてこないよう対策します。
それでも、除草剤ほどの効果がでるわけではないので、その後の草取り作業はどうしても必要になります。
また、雑草とともに稲の生育を阻害するのが、稲の葉や根を食べてしまう「イネミズゾウムシ」です。
このイネミズゾウムシを増やさないために田のあぜ際に天プラ油の廃油を撒き、田んぼの表面に油の膜を作りイネミズゾウムシの体に油がついて呼吸できなくして被害を防止しなければなりません。
5月 田植え 2008/05/23

ほかの田より20日程遅れて、高橋さんの田では田植えが始まります。その分じっくり育てられ丈夫に育った苗を植えることができます。(左上の写真の通り、18cmほどあるペンより背が高い苗です)
この田植えにも、高橋さんはこだわっています。株と株との間(条間)を、通常より広く取って日光が満遍なく当たるようにしています。そのため、収量はどうしてもすくなくなりますが、おいしいお米をお客様に食べていただくために手間と苦労を惜しまみません。
4月 育苗 2008/04/24

「プール育苗」という方法を、こちらでは20年以上前から行っています。
「プール育苗」とは、育苗ハウスの中にビニールでプールを作り水を溜めて苗を育てる方法です。葉の数が4〜4.5葉になるまで、ビニールハウスで成長させます。その間、天候の変化に合わせて、水量水温を細やかに調整し赤ん坊を育てるように世話をします。
4月 肥料まき 2008/04/15

田んぼに肥料をまく、土作りの作業です。
肥料は米ぬかや愛媛県から取り寄せている魚カス、そして貝化石、微生物資材を配合してご自身で作っています。魚カスを入れることで、米に甘みが出て、おいしい米ができるとのことです。
おいしいお米を作るために、こうして田植え前にもひと手間かけています。
4月 箱並べ 2008/04/07

種撒き後の育苗箱を、ビニールハウスへ移します。
そこで、苗がある程度成長するまで育てます。育苗箱をハウスの床一面に並べる作業には、高橋さんのお子さん二人も参加。みんなで協力して、作業をおこないます。
一面に敷き詰められた育苗箱の上に、シートを被せ苗の生育を促します。
4月 種まき 2008/04/03

育苗箱に独自配合した床土→種もみ→水→覆土の順に撒きます。
一箱に撒く種もみは通常は130gくらいですが、高橋さんところの苗は50gほどに抑えています。こうすることで、1本1本に栄養がいきわたり、ストレスが少なく茎の太い元気な苗が育ちます。
このあと8日間ほど経ちますと芽を出します。
4月 芽出し 2008/04/01

種もみの芽出し作業の様子です。
水で薄めた食用酢の入った催芽機の中へコシヒカリの種もみを入れます。内部の温度を27度に保ち12時間ほどかけて発芽を促します。
新潟屋では、お米の生育状況を一年を通してお伝えしていきます。お楽しみに。

















